中北神楽団の歴史は古く、以前から地域の祭りに地元有志が神楽を奉納していた事が記録されています。
戦争によって一時中断したものの、諸先輩方の努力により途切れる事なく現在に至り
昭和54年には「西尾山八幡神楽」として広島県無形文化財に指定されました。

その後、平成15年迄は各地での神楽奉納・大会への出場と積極的に活発な活動を続けて参りましたが
現在では様々な事情により急激に団員が減少し、18年度においては神楽門前湯治村での公演
並びに地元での神楽奉納が手一杯という状況です。
しかしながら、 神楽の道も人生も同じ様なもの。山もあれば谷もあります。
今、中北神楽団は谷底かもしれませんが「厳しさの中にも和」をもっとうに
団員一同、地域の振興に少しでも寄与し、絶対に無くしてはならないこの素晴らしい伝統文化の保存と
伝承してくれる団員がいるものと信じ、日夜練習に励んでいます。

中北神楽団 団長 宮岡泰之