西尾山八幡神社(北村の村社)は、北村(現在は北地区)のほぼ中央の中北地域に位置しています。
その又ほぼ中央に西尾山中風呂があり、そこに鎮座ましますのが西尾山八幡神社であります。元禄元年(1688年)に建立されました。
祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)帯中津彦命(たらしなかつひこのみこと)、息長帯比売命(おさながたらしひめのみこと)の3神です。
この神社は一般の神社と違い拝殿がありません。神殿が広く、一部が拝殿の代わりをしています。
建物の造りも入り母屋妻入り軒唐破風の向拝付・入母屋千鳥破風造り
(一般の神殿は殆どが切り妻ですが、ここの神殿には4角に隅木が入っています) となっていて、とても貴重な建物です。
毎年、9月の第三土曜日には北地区の4つの神楽団
(黒滝神楽団、天神神楽団中北神楽団、日吉神楽団)
が神楽殿にて奉納神楽を行っています。また子供神楽も加わってお祭りを守り立てております。
 
西尾山八幡神楽団は毎年9月の第三土曜日に行われる西尾山八幡祭に一夜限り結成される北地区の4つの神楽団

(黒滝神楽団、天神神楽団中北神楽団、日吉神楽団)
の総称を言います。
西尾山八幡祭では欠かさず神楽奉納を続けており、昔から受け継がれてきた舞いを崩さず、祭当日は主に『八幡』を奉納しています。
その成果が認められ、昭和54年に広島県無形文化財に指定されました。